長期休校明けで気をつけたいこと

 

こんにちは。

 

気がつけばもう6月、早いですね。

いつも同じことを言っておりますが、ほんとうに月日の流れが早すぎて驚いています。

 

せめてこれから来る夏は、少しでも楽しめたらいいなと思っています。

 

 

 

さて、今月から学校が再開しましたが、お子さんの様子はいかがですか。

 

今回の長期休校はGWや夏休みといった休暇ではなく、とつぜん強制的に休まされました。

 

外出制限や宿題に追われて子どもたちはストレスをためています。

休校明けの子どもたちはすでに疲れています。

 

 

学校再開後は勉強も部活も「遅れたぶんを取り戻そう」と意気込む大人からのプレッシャーも加わり、さらにストレスを抱える可能性があります。

 

まずは学習より精神面への配慮が必要です。休まされた分、1~3か月程かけて通常のペースに戻していくのがよいかと思います。

 

 

子どもは気持ちをうまく表現できず、ストレスの解消も大人のようにはできません。

 

ニコニコしていても抑うつ状態にある可能性があります。

 

学校の再開によって自然に回復するお子さんもいらっしゃいますが、抑うつ状態のままでいると、いじめや暴力行為、登校などに発展するリスクが高まります。

 

本人からの訴えがなくても、何か不安を感じていないか目配りすることが必要です。

 

 

学校再開後、不眠や寝坊、朝起きられない、食欲がない、登校しようとして玄関で動けなくなるなどは、子どもからのSOSの兆候として注意が必要です。まずは休ませてほしいです。

 

ですので、お子さんには体調不良による遅刻早退を推奨してください。休むことを褒めてあげてください。

 

親御さんにとっては「やっと学校に行ける」と登校に期待すると思いますが、当面は学習よりストレスを軽減することを重視し、お子さんに寄り添っていただきたいと思います。

 

 

 

(引用・参考資料)

 

「登校のつらさ理解して」202064日、北海道新聞夕刊

 

「コロナ休校明け 学校再開」202065日、北海道新聞朝刊17