子どもの心に目を向ける

9月も半ばになり、ようやく高温多湿のつらかった日々(笑)から解放されて、やれやれといった感じです。

 

ですが、多湿の日々はまだ続いています。洗濯物が乾きにくかったり、お風呂から上がってもしばらくじめじめしていたりと、なんともすっきりしません。

カラッとした秋晴れが待ち遠しいです。(^-^)

 

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新型コロナウィルス感染症に伴う一斉休校が終わって3か月が過ぎました。

 

6月のブログにも書きましたが、もともと、長期休み明け(ゴールデンウイーク、夏休み、冬休み)は、急な生活の変化に子どもが不安になりやすい時期です。

 

今回は感染への不安や恐怖、学習の遅れ、進級・進学への不安などが加わるので、子どもたちのストレスは相当なものだと思います。

 

個人差はありますが、ストレス反応は時間の経過とともに表れてきますので、適切な対応が必要です。

 

ですが、学校では部活や行事が通常通りに行われているように感じます。

 

長期休校で学習や部活の遅れを早く取り戻そう、滞っていた行事も早く再開したいのだと思いますが、コロナ休校でダメージを負った子どものこころは、置き去りになっていないでしょうか。

 

実際、コロナ休校後に学校に行けない、行きたくない子が増えているのを感じています。

 

学校、行きたくないですよね。その気持ちは健康で普通のことです。

 

学校に行かなくても子どもにとっておうちが安らげる場所であれば良いのですが、

学習の遅れや学校に行かないことをとがめたり、あるいは怒鳴ったり、お子さんが心の拠り所にしているゲームやタブレットを取り上げたりするのはやめていただきたいです。

 

学校に行かないことをとがめたり、怒鳴ったり、子どもの大切にしているものを取り上げても、何も解決はしませんし、状況はさらに悪くなります。

これらの行為は、コロナ休校でダメージを受けている子どもの心をさらに傷つけ、追い詰めます。

 

これらの行為は、親御さんの不安からくるものです。

ですから、現在の状況を良い方に変えたいのでしたら

親御さん自身の不安に目を向ける必要もあります。

 

 

 学校に行かなくても、勉強が遅れても、なんとかなります。

 お子さんが安心しておうちで安らげて、親御さんがやさしく接してあげれば、お子さんの不安や心身の疲れは和らいでいきます。

 お子さんの自然治癒力を信じて、見守ってあげてください。

 

 

お子さんを見守り、支えていくためには親御さんのメンタルケアも大切です。

親御さんもコロナ不安やストレスで心身に負担がかかっていると思います。

 

そのことをパートナーや友人と話したり、

一人になる時間を作って好きなことをしたり、

短時間でもゆっくり過ごせる時間がつくれると、

不安やストレスは軽減していきます。

 

 夫婦関係やパートナーとの関係がうまくいっていない場合は、

親御さん自身だけでなく、お子さんにも大きな不安やストレスになります。不登校の要因になることもあります。

 

コロナによる長期休校後のお子さんの心の負担は、感染の不安だけでなく、学習面や進学・将来への不安、そして学校や家庭への不安や心配、傷つきなど多くのことが重なっています。

 

親御さんも大変なことと思いますが、どうぞお子さんの気持ちに目を向けて、大切にしてあげてください。